日々の生活、サイト更新、趣味愚痴その他をつらつらと。

毎度の睡眠4時間ちょいで奈良に来ました。雨対策してきたのに、まったく無駄の超快晴っ!!雨傘を日傘にして歩きました。

畝傍御陵前から、藤原宮跡へ。だだっ広い野原でしかないんだケド、大極殿や東西門扉の柱跡を見るだけで、その広大さにうっとり。香久山、畝傍、耳成と、三山をぐるりと見渡す場所に立った時は、言いようのない高揚感に見舞われました。ココに住みてぇ~っ!!(爆)

そこから雷丘(いかずちのおか)まで歩き、明日香から橿原へと帰る定番コース。勝手知ったる道を、のんびり歩いて帰りました。画像は藤原宮跡の蓮池。11種もの蓮が満開で、極楽浄土さながらでしたv

新幹線と在来線内で景気よく妄想がふたつも仕上がり、メモ書きだったので先程、行きつけ(笑)のネカフェで打ち込んできました。何やってんだか。(苦笑)七夕ネタ第二弾、当日ネタなので7日UP予定デス。
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【2010/06/30 20:52】 | 未分類
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普段はロッカーに入れとく携帯ですが、お休みしてる社員さんと連絡取りたくて制服のポケットに入れ。そのまま仕事してたら…ふたつ付けてた内ひとつのストラップが外れてました。幸いにもポケット内にあったから付け直したケド、明日香で買ったお気に入りの緑の勾玉だったのが…旅立ち前に、何だか縁起が悪そう。(爆)

2月に行った時、お気に入りのイヤリングを片方落として来ちゃってるし。あの時も一泊で雨だったなぁ…。なんか今回と重なる。(苦笑)いやいや、気分一新!!久々の奈良、楽しんで来ますっ!!


…しかし駅に向かう中、青い人たちが邪魔だ。(爆)

【2010/06/29 21:11】 | 未分類
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朝から頭が痛かったのですが、たいしたコトないさと出勤したものの。重いし痛いしで肩こるし、首こるし。眼球奥がずくずく痛んで、しまいには涙目になったので、珍しく庶務で頭痛薬貰いました。効くまで時間かかったケド、どーにか乗り切り。ただいま効果切れる頃で、また軽い痛みが迫り来る感じです。疲れてんのかな。帰ってはよ寝よ。(爆)

【2010/06/28 21:09】 | 未分類
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本格的な更衣をせなあかんと、ですかね。5月末に一度したんですが、まだ涼しいかと薄手の長袖とか、羽織りモノ系ばかり揃えてたので。このところの急激な蒸し暑さに凹みがち。とはいえ、朝のラッシュにベタつく肌との密着は避けたいし…。ホント、どーすりゃいいのっ?!(爆)

昨日UPの「臍の緒」への拍手、ありがとうございます。このところホントに妄想が好調です。(苦笑)今日は昨夜思い付いたミック視点ネタを、一日カタカタ打ち込んでました。でも思いがけずダーク色濃くなってきたので、どーしたモンかと。あまり凹みが続くと、なかなか浮上出来ないんですよね。頑張りマス☆

>wさん
こんばんは。感想ありがとうございます。いつも愛情の裏返しばかりのリョウだから、たまにはストレートなトコロを見せて欲しいですよねvお気遣いありがとうでしたv

【2010/06/27 22:21】 | 未分類
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そんな幸せを噛み締めていた瞬間、はたと大事なコトに気付いてしまった。自分のコトに浮かれてばかりでうっかりしてたケド、リョウは天涯孤独の、ひとりぼっち。それなのに私ったら、そんなリョウの前でさゆりさんのコトも両親のコトも、こんなに喜んじゃって…。それを一緒に喜んでくれるリョウの気持ちなんて、これっぽっちも考えてなくて。私ったら…っ!!「ごめんね…リョウ」どんな顔をしたらいいかわからなくて、リョウの胸に顔を埋めたまま、小さく呟く。それでも耳聡いリョウはそれを聞き付けたらしく、「…ん?」と、先を促すように、二人の間に空気を入れた。

「そのぉ…。リョウのコトも考えずに、一人勝手に浮かれちゃったりして…ごめんなさい」見つめるおだやかな瞳に促されるように言葉を紡げば、この人らしからぬように瞳を大きく見開いて、きょとんとした表情(かお)をして。そしてその言葉の意味するトコロを察したのか、「あぁ…」と、短く呟き。続いて小さく握った拳を口元にやるや、おかしそうにぷぷっと笑みをこぼした。「…っ!!何を言い出すのかと思ったら…。お前、ンなコト考えてたワケ?」「そんなコトって、私…っ!!」更に言葉を続けようとする私の口元に、無骨な人差し指をそっと寄せて制すると、目を細めてにこりと笑った。

「…気にすんな。確かに俺にゃぁ両親だの兄弟だのってぇつながりは、知りようがないが。香…お前とはパートナーとして、何より強い絆でつながってるだろ?」「リョウ…っ!!」日頃から、足手まといなコトしてばかり。共に生きようと誓い合った今ですら、未だパートナーとしての自信を持てなくて。戸惑いと不安のままに、リョウの傍にいていいのかと、毎日不安に押し潰されそうだった。それを今、こんな風に言ってもらえるなんて…。さゆりさんという実姉を知ったコトよりも、臍の緒の裏書きに記された両親の筆跡に、望まれて生まれてきたのだと実感するコトよりも。それらよりなお、嬉しくて。そのくせ、思いが先に立って、言葉にならなかった。

「それに…」「…?」言葉に出来ない私の思いを察したように、リョウが笑顔で言葉を紡ぐ。「それに…さ。パートナーだけじゃなく、香ちゃんとは目に見えない、赤ぁーい糸でも結ばれてるんだしぃ~?」「…っ///」思いがけないセリフに言葉を無くせば、そんな私に、リョウはニヤニヤと楽しげに笑いだす。もう…っ!!言って欲しい時には言わないクセに、こんな時だけ、さらりと言っちゃうんだもん…ホント、リョウってズルい。でも悔しいケド、どうあがいたって勝てる相手じゃないのよね…。

真っ赤になって、未だドギマギしている私を楽しそうに見つめる瞳が、無性に優しくて。そのクセ、そのセリフを速やかに受け入れる程、素直じゃぁなくて。それでも、この思いが伝わるように…と、大きくあたたかな胸にそっと顔を埋めた。

【2010/06/26 21:59】 | 未分類
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ある日連絡もなく、ふいに届いたNYからの海外郵便。中に何か同封してあるらしいそれは、クッションを効かせた封筒の中、さらに厳重に包まれてるようで、厚くふくらんでいた。「ご大層な包みだな。時限爆弾でも入ってんのか?」というリョウのバカげた問い掛けを無視しながら。それでも「何だろう?」という思いを込めて開封してみれば、やけにたくさんの緩衝材に包まれた小さな封筒が現れて。中にあった、小さな掌サイズの箱を手にした瞬間、「あ…」と、思わず言葉を無くしてしまう。同封されていたメッセージには、その性格らしいきちんとした文字で、その"箱"を送るに至った経緯が流れるように綴られていた。

《お久しぶり、香さん。お元気ですか?相変わらず冴羽さんと仲良くやっていることと思います。同封した箱…びっくりしたかしら?先日、母の遺品を整理していて偶然見つけたの。こっちに来る時、日本の家を処分してきたから、まだきちんと開けてない箱とかあったのよ。まさかその中にこんなものが…って、私もびっくりしたわ。見ればわかるとおり、これは香さん…あなたのものです。私が持ってるよりあなたの手にある方が、母もきっと喜ぶはずよ?掌に乗る小ささモノだけど、私とあなたをつなぐ、大切なモノです。どうぞ大事にしてね。日本はこれから夏、真っ盛りですね。どうぞ身体に気をつけて。冴羽さんと仲良くね。また、遊びに行きます。》

さゆりさんらしい、あたたかな気遣いに満ちたメッセージに、自然と笑みをこぼして。そして意を決したように小さくこくんと息を飲んで、掌に載せた件の箱をそっと開いた。「…」塗りも何も施されてない白桐の箱を開ければ、中には少し変色しかかった脱脂綿が敷き詰められてて。そしてその中央に、数センチにも満たない、小さな細いカケラがあった。クリーム色とも、肌色とも、何とも言えない小さなカケラ。そして右手に取った上蓋の内側に記された文字を目にして、思わず涙がこぼれ落ちた。

《命名 香 誕生/昭和〇×年三月三十一日》

「…っ」アニキと血のつながりがないコトは、幼いながらに何となく気付いてた。それでも子供の私に、実の両親を探すなんて術があるわけもないし。私はアニキが大好きだったから、大人になって自分で何かが出来る年齢になっても、特に"それ"をするコトはなかったの。だってそれは、大好きなアニキを否定するコトにもつながるし。何より、二人きりの兄妹として、望む以上の愛情をくれたアニキを。万が一にも、悲しませるようなコトはしたくなかったの…。

でも、実の両親への思いは、常に心の片隅に存在して。笑顔の後ろから、そっと私を脅かしていたんだわ。さゆりさんという存在を知り、にわかに"わたし"という人間が形作られてはきたけれど。それ以上のコトは、特に何も望まなかった。それなのに今、こんなカタチで、"それ"を目の当たりにさせられるなんて…っ。

「…臍の緒、だな」ソファに寝そべり、いつものようにエロ雑誌を愛読していたリョウが、いつの間にかすぐそばにいた。そして言葉を詰まらせていた私の手元から、さゆりさんのメッセージを一読し。そのままふっと、おだやかな笑みをくれる。「まったくなぁ~あんなもっこりキャリアウーマンのさゆりさんとお前が姉妹だなんて、どうにも信じられないが。でも、まぁ…よかったな、香」くしゃりと撫でてくれた手のあたたかさに、堪え切れず涙があふれて止められず。そのまま臍の緒が納められた桐箱を握りしめ、リョウの胸に泣き崩れた。

「まぁーったく。いつまでたってもガキなんだから、しょうがねぇなぁ~」口先でどれだけ悪態つこうとも、抱きしめてくれる腕は強く優しく。くすくすと笑みをこぼしながら、大きな手が背中をポンポンと。まるで幼子をあやすように宥めてくれるそのあたたかさが、愛おしい。たった一人のアニキと血がつながらないばかりか、そのアニキにまで先立たれたけど。さゆりさんというお姉さんがいて…今、改めて、私の中であやふやだった両親の存在を実感出来た。それに何より、こうしてすべてを受け止めてくれるリョウがいる…。私は一人ぼっちじゃぁない、こんなにたくさんの人と、つながっていたんだね…。

【2010/06/26 21:58】 | 未分類
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休日の昼下がり。仕事と体調の関係で放ったらかしにしといた冬物たちを、やっとクリーニングに出せました。しかし帰宅後、返された引換証を見て…しばし絶句。いくら私がガタイがいいからって、紳士ジャケットに紳士セーターって、どーゆーコト?!両方とも私のモンだぁーっ!!(爆)

…と、お休みだってのに、自ら嫌な熱気を醸し出してしまいました。(苦笑)知らない内にCH妄想も好調で、ストックもかなりたまってきたので、ここらで小出し。あいうえお題の、「む」。むせかえるほどの愛の言葉をささやかれて、に、こないだ仕上がった「臍の緒」をUPです。

こんなタイトルで書きたいなと思ったのが、もう何年前かな。なかなか見合う内容にならなくて、四苦八苦しました。それに無理矢理お題を絡めてしまおうという、無茶ぶりをしたから…ねぇ。(苦笑)でも、なかなかお気に入りの仕上がりでした。幸せだね、香ちゃん。(笑)感想、お待ちしておりますv

【2010/06/26 21:57】 | 未分類
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ふらりと立ち寄って、ンなモン見つけちゃいました。ジュースとゼラチンで作る昆虫キットだそうで、画像は一般的なカレーライスに…コーラのクワガタさん。(爆)誰がンなモン、考えるんだかねー。とはいえ、こいつを見て怯える姫や若を見てみたいと思う、いぢわるな葵オバでした。(苦笑)

七夕ネタが剪定作業に入った矢先、今朝、天気予報みながら、またひとネタ思い付き。身仕度の合間にカタカタと忘れないようにあらすじをメモりました。電車や休憩中にカタカタ出来る利点はあれど、時間のない時はアナログ(手書き)のが早いやね。(しみじみ)

【2010/06/25 21:18】 | 未分類
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…には、まだ少し早いケド。一足お先に飲料水メーカーが、私の大好きな梨の季節を連れて来てくれましたっ!!(笑)

欲を言えば、もう少し梨独自の甘さが欲しかったかな。昔、某メーカーが出してた、小さな果肉入り製品には負けるケド。(あれはシャキx2感が実にナイスだった!!)飲み心地の爽やかさは素敵です。入れ込む程ハマりはしないケド、あったら買っちゃうかな。梨は季節が限定されるケド、ホントに美味しい果物です。みなさんもぜひ、どーぞv

【2010/06/24 21:59】 | 未分類
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日が暮れて~。

久々に夕焼けを見ました。いっつもこの時間はフロアだし、奈良からだと京都行の電車内で爆睡中とかだしね。(苦笑)自然はいいなー。

今日はペーパー歴ン十年の免許証更新でした。視力がヤバかったケド、どーにかクリア。これをただの身分証扱いにしないよう、今年はちょっと、頑張ってみる?!(爆)

【2010/06/23 22:00】 | 未分類
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季節のうつろいを大事にしたいと言ってたクセに、最近かなりルーズなお話ばかりの拙サイト。何かしなきゃと思い、先日通勤時に思い立ったネタでカタカタと。どーにか七夕絡みのお話をUP出来そうです。久々に香→リョウへと視点が移ってくネタなので、その中間点をうまくつなげていけるよう、頑張りマス!!

【2010/06/22 20:21】 | 未分類
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某コミック誌が休刊。週刊→月刊へという記事を朝刊で読みました。創刊時は鳴り物入りでしたが、あれじゃぁさすがにねー。私も早期リタイア組でしたが、意外にも近所のコンビニには毎度バカ丁寧に並んでたので、あまり気にも留めなかったケド。それでも「やっぱりね」感はあります。果たして今後、どれだけの人がついてきてくれるのか…。まぁ、知ったこっちゃないか。

【2010/06/22 08:39】 | 未分類
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朝方は風があって多少涼しかったのに、やっぱり暑いモノは暑いですね。季節柄、しょーもないか。

以前からタイトル候補としてメモってたモノで、先日ふと思い立ちまして。元気よくカタカタ打ち進んでおります。さゆりさん絡みの香verだったんだケド、書いてる内にリョウ視点でも面白かったか…?と。まぁ佳境は乗り越え、あとはラストへ一直線なので、このままどーにか頑張りマス。(笑)

□お返事遅くなりました□
>Sさん
今更ですが、ただいまデス。奈良はやはり最高です。元気100倍ですv

>パンダちん
今更ですが、ただいまデス。元来晴れ女なので、雨雲も押し退ける勢いで楽しんできました。お手紙、もうしばらく待ってて~!!(汗)

【2010/06/21 20:14】 | 未分類
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駅前のストリートミュージシャンが気持ちよさげに歌っておりました。「桜舞う朧月の夜~」…梅雨時の歌じゃねぇだろ。よけい蒸し暑いわいっ。(爆)

今日は伯母の還暦祝いというコトで、父4兄弟夫婦揃っての会食会。なので娘はお留守番。昨日百貨店で買った、山形米沢牛メンチカツと、だだちゃ豆のコロッケが私を待ち受けてます。楽しみだな。わーいっvvv(笑)

【2010/06/20 20:13】 | 未分類
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お中元手配にいつもの百貨店に出向いたものの、狙いをつけてたモノが品切れ欠品中で、オーダー不可!!いずれ入荷はするケド、日にち確定が出来ないので承けられないとのコト。そーだよね、7/5以降とか指定しといて間に合わなかったら、イタイよね。とはいえ全く他のモノ考えてなかったので、受付でおおわらわでした。あー疲れた☆

んで、懐かしき以前の職場をぐるりと回ってみたら…様変わり過ぎっ!!辞めてから多少変わったのは知ってたケド、100%様変わりでした。みんなテナントさんに貸しちゃうのって、やっぱり不況なのかしらねー。故郷を無くしたような、何だか悲しい気持ちになりました。(くすん)

【2010/06/19 22:52】 | 未分類
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「くくく…」そんな思い出し笑いをする俺に、サムがじっと視線をくれた。「時に…リョウ?」「…ん?」「お前、日本に着いたらどうする気だ?誰か頼るヤツでもいるのか?」ジョークのカケラも無く、心底、俺を気遣う鳶色の瞳の優しさに胸が詰まり、言葉を無くした。「…昔の…昔の知人を頼るつもりだ」「お前、日本…いや、アメリカを出るのだって、初めてだろう?大丈夫なのか?どんな知り合いなんだ」その気遣う眼差しの中に、ある一人の爺さんの面影が空を過ぎった。

昔…南米のあのゲリラで軍医をしていた爺さんは、小さいクセに口は達者で。どうして日本人のクセにゲリラの軍医になどなったのかは知らんが、その腕は文句ナシ。俺が日本人だと知ると、やけに親しげな笑みを向け。丸眼鏡の向こうから穏やかな視線をよこし、口髭を蓄えたそこから、まだ見ぬ日本について、あれやこれやと語り出した。アメリカのそれらにゃ負けるが、トーキョータワーやMt.of Fujiの美しさは格別だ…と。戦いに疲れた夜など、爺さんの口から紡ぎ出される絵物語のようなその国に、幾度か思いをはせたコトもあったっけ…。

みなに"プロフェッサー"と呼ばれていたその爺さんと、アメリカのスラム街で偶然に再会したのはいつだったか。「ワシは日本に戻る。もしお前さんが日本に来るコトがあったら、ワシを頼りにするといい」と、手渡された一枚の紙切れ。その時は日本なんてと思い、アドレスが書かれたそれも無くしちまったが。記載されてたそれは、頭ン中にインプット済。「トーキョーの、シンジュク…」懐かしい少しクセのある字とともに、爺さんの記したアドレスが蘇った。

「トーキョー…?シンジュク、か。日本のラスベガスみたいなトコロだと、誰かが言っておった。そこに知り合いがおるのか?」「…あぁ。れっきとした日本人だし、多分、社会的にもそれなりの立場にいるハズだ」あの腕といい、教授と呼ばれていたのも、あながちウソではなさそうだ。そんな立場の人間が、何だってゲリラの軍医にとも思うが…まぁそれは、爺さんなりの事情があるんだろ。

「そうか…それならいいが。アメリカじゃぁ、それなりの悪さをしてきだんだろう。あまり無茶するんじゃねぇぞ?」懐のホルスターにチラと一瞥をくれる。こんな大海相手に、何を構えてるんだと言われそうだが、俺はシャワーを浴びる時以外、片時もその身から相棒たるパイソンを離さなかった。何を恐れてるワケじゃぁないが、アメリカから一人旅立つ、心の支えみたいなモノになってたんだろう。

寄せては返す波の遥か向こうに、ぼんやりとした影が見え。やがてそれが、次第に起伏をともなったそれと見分けられる程になってきた。ザザン、ザザザザン…と、白い波頭が幾重にも寄せて来て。砕け散った小さな海水の粒が、分厚く垂れ込めていた雲間からようやく覗いた陽の光に反射され。そしてまた、大海原へと帰っていった。こちらへと最限なく向かってくるそれらの波頭は、まるで一陣の雲のようで。まるで帯のように水平線を覆っているようなそれのせいで、海と空との区別がつかぬほど。遥か彼方の日本とやらが、まるで蜃気楼のようにも見えた。

まだ見ぬ日本、俺の祖国…。そこで何が待ち受けてるのかは預かり知らぬが。そう…教授の言ってた、日本のコトワザとかいうモノか。郷に入りては郷に従え。すべてに従う程ヤワじゃぁないから、己の力で道を切り開いていくしかない。大丈夫…あの緑生い茂る熱帯からアメリカに渡った時だって、気には病んだがすぐに馴染んだ。今度だって、どうにかなるさ。天命を待つ…なんて、また教授がよく口にしてたコトワザが思い浮かんで、くすりと笑った。

船首に目をやれば、次第に間近くなりつつある陸地。それらをしっかと見据えながら、右手を懐に忍ばせる。鬼が出るか、大蛇が出るか。はたまた、もっこり美女に会えるかどうか…それは、行ってみてのお楽しみ。そう…運命だって、手玉に取ってみせるさ。知らず背筋がふるりと震えるのは武者震いか、押し寄せる潮風のせいか。そんなコトを頭のすみでチラと考えながら、サムに聞こえないよう、小さくそっと、呟いた。「…頼むぜ?相棒」次第にその形をあらわにしてきた日本とやらを、射るような瞳でギリと見つめた。

【2010/06/18 22:28】 | 未分類
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鉛色の雲がものすごい早さで流されて行くのを目で追いながら、額の汗をふぅと拳で拭った。季節外れのモンスーンをようやく抜けて、それまで定かではなかった足元がようやく落ち着いたのを確認するように、甲板を踏み締める。NYを出て、もうどれくらいたっただろう。パナマを通りハワイに寄港したのでさえ、もうかなり前だったような気がする。瞬時、日にちの感覚がわからなくなるくらい、長引くモンスーンの打撃が痛かったってコトか。そんな苦笑まじりに、あちこち水浸しの甲板をまだふらりとした足取りで進んで行けば。船室から出て来たサムとひょっこり顔を合わせた。

「Hey、boy。飛び切りのモンスーンに掠われなかったか?」アフリカ系アメリカーナ特有の黒い肌から、白い歯を剥き出しに、人懐こそうな笑みがこぼれ出る。料理長のサムは船員たちの胃袋を牛耳るその仕事柄、みなに一目置かれる存在で。一番の年長者である機関士のエド爺さんも、ホーソン船長までも、彼に掛かったら形無しだった。そんなだから、船内一若いアイクや俺は、赤子の手を捻るようなモノ。まぁ密入国目当てでこっそり忍び込んだ俺を、海に放り込むワケでもなく。見逃した上、まるで孫同様に面倒見てくれてんだ。いくら感謝したトコロで、しきれないがな。

「ジジイこそどうなんだ。厨房から出てこないから、くたばっちまったのかと思ったぜ」売り言葉に買い言葉。そんな本当の祖父と孫のような掛け合いが心地よい。家族ってモンを知らなかった俺には、こんなサムとのやり取りがたまらなく楽しかった。「フン!!鍋やらフライパンやらが飛び交わないよう、厨房の若いヤツらと必死で押さえてたさ。鍋やフライパンが壊れて使えなくなってみろ。お前らみな、飢え死にだぞ?」天を仰ぐように空高く持ち上げた両の腕は、ドデカいフライパンを何千何万回と振り回した証のみっしりとした力こぶ。荒くれ者ばかりの船内で、すわ、ケンカが起きたとて。サムの腕にむんずと掴まれたら、どんなヤツでも戦意喪失だった。「くくく…確かにな」みんな積み荷や自分の命を守ろうと必死だってぇのに、こんな時まで鍋やフライパンを守ろうってんだから、さすがはサムだ。

気のあった仲間同士、ジョークを交えての親しく気さくな会話。時にはチャチャ入れられたり、時にはどうしようもないお節介を焼かれたり。家族ってモノを持たない俺には、サムが本当の爺さんのように思えてしかたなかった。昔…一人の男にまだ見ぬ父性を感じて、"親父"と呼んだ、苦い過去が蘇る。父と思い、心の底から信頼し、崇拝していたその男の正体は、悪魔にも劣る腐ったヤツだった。そのせいで俺がどれだけ失望し、言いようのない喪失感を味わったかなんざ。あの男はカケラも知っちゃあいないだろう…。

「どうした、boy。モンスーンの荒波に酔っちまったか?」「…いや。ンなんじゃねぇよ」胸に憂える思いすら見透かすような深い鳶色の瞳に苦笑すれば、船首部分から展望係のジョージとアイクの声が響き渡り。そちらを見遣れば、船の前方を指差しながら、興奮したように拳を握りしめ、両の腕を振るい上げる二人がいた。「陸だっ!!陸地が見えたぞ。日本だっ!!」モンスーンの残した生温い疾風を切り裂くような甲高いアイクの声に、サムがうるさげに目を細めた。

「日数からしたら、そろそろだってのがわかるだろうに。…ったく、アイクのキ-キ-声には参る。未だ声変わりもしない、あんな甲高い声じゃ、いっぱしの船乗りにはなれんじゃろ」「はは…そうだな。あいつ、あれで見掛けはかなりのセン、行ってるし。女をたぶらかしてやってく方が、性にあってるのかもな」アイクの見事なまでの金髪碧眼に、NYで別れた相棒の面影を垣間見る。天使なんてご大層な名前を付けちゃいたが、あいつは女を食い物にしたジゴロのが絶対適役だ。

【2010/06/18 22:28】 | 未分類
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風邪の回復を心配して放置中だった月末奈良企画が可能になったので、慌てて定宿に電話したトコロ…満室。(爆)喫煙室でもと妥協したケド無理でした。なので慌てて別ホテルを捜し、どーにか予算内をゲット!!しかし、会員カード作ったトコに泊まれないなんて…情けね。(爆)

今日は海外移住記念の日とかで、先に仕上げた若かりしリョウ話(日本へ密航する船内のお話)をUPデス。とはいえ、気になってよくよく調べてみたら、ブラジル移住した日本人が初めて現地に到着した日なんですって。日本着のリョウと日本脱出の移民とは真逆だケド、まぁいつかぁ~。(苦笑)

「波の彼方に見ゆるもの」を、百人一首のお題・76に。かつてirieさん宅に差上げた「はじまりの日」(先方閉鎖につき出戻りUP済)の続きという感じで。分不相応に態度のデカいリョウですが、やっぱり不安はあったと思います。まだ見ぬ日本に何があるのか、誰と出会うのか…。人生は予測つかないよね、リョウ?(笑)

【2010/06/18 22:27】 | 未分類
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昨日の奈良熱が冷めやらぬ間に、今日は販売研修。日頃フロアでパタパタ動き回ってるので、椅子に座っての討論やロールプレイングはキツかったです。座りっ放しで腰痛い…。(T_T)

昨日は行の新幹線と在来線で、ものすごく妄想創作が進みました。雨降るかもだしと荷物(メモ類)をやめたので、頼りは携帯のみ。なのであらかじめ打ち込んでた諸々の手直し剪定だったのですが、途中放置(煮詰まり)モノと真っ直ぐ向き合ってみたら、これがえらい調子よく。「あれ?もう着いちゃった?」てな具合。(笑)ほとんど2話分完成したので、あとは最終剪定とタイトルかな。ん~…奈良、さまさまvこりゃぁ月末も楽しみでんなぁ~。(^▽^)b

【2010/06/17 20:23】 | 未分類
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ツアーと修学旅行の団体に押され、予定してた釜飯ランチも国宝館もキャンセルで、早、家路。帰りの近鉄までムサい男子高生に囲まれて、うるさいったらなかったです。

でも、大遣唐使展は最っ高!!文句ナシの上、ショップでオイシイ資料本に一目惚れし、4千円近くはたいてしまいました。我ながらおバカ☆でも後悔しないお買い物だったと思います。これから新幹線中で熟読しーよぉっとv

雨にも降られずいいお天気でしたが、記念撮影しようとすると曇るのは何故でしょう。画像は大好きな興福寺五重塔と東金堂。定宿からも近いので、毎回夜のお散歩コースです。あぁ、早く月末にならないかなぁ~♪(心はすでに奈良にアリ・笑)

【2010/06/16 18:09】 | 未分類
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どーにか4勤を終え、明日はお休み。大遣唐使展見に、奈良に行くんだもんねーv(笑)

とはいえ、お天気微妙。梅雨入りしてんだから雨は覚悟してたケド、最高気温28度の予想。蒸し暑ぅ~…。(>ε<)往復の新幹線と国立博物館内はエアコン効いてるから、外気とのギャップがキツイなぁー。傘ひとつにしたって荷物だもんね。でもまぁ、月末に有給入れて連休にしてあるので、またゆっくり楽しむとして。明日は明日で楽しんで来ますっ♪

とりあえず、4勤の疲れで寝過ごさないよう、今日は早く寝ーよぅっと。(^-^)b

【2010/06/15 20:06】 | 未分類
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サッカーオンリーですね。野球一筋。申し訳ないケド、サッカーにはまるで興味のない私としては、早いトコこの騒ぎが収まって欲しいモノです。スポーツカフェの店員!!雨でただでさえ歩きづらい駅前交差点で、呼び込みなんかするんじゃないよ!!目的もなくフラフラされるの、すっげぇ邪魔っ!!(怒)

…と、巷のノリノリの皆様には大変申し訳ないのですが、葵の素直な感想でした。(__)

【2010/06/14 22:07】 | 未分類
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数日後に販売研修があるとのコトで、日にちがないので帰り掛けに駅向こうの研修会場を探索に。会社のネットで住所検索掛けたんだケド、なかなかうまい地図にならず、私としては珍しく迷ってしまいました。奈良で鍛えた健脚は、日中、目的地に向かって黙々と歩くので、夜半には狂いがち。単純明快に歩けば、5分のトコだったのにね。(苦笑)

でも、そんな迷子ちゃんにも朗報が。通勤ルートの変更でサヨナラした書店の同系列店を発見しました。駅向こうにはとんと縁が無かったので知らなかったケド、こんなトコにあったなんて最高っ!!大きな歩道橋を渡ってかないとダメなのがイタイけど、品揃えは文句ナシでした。あぁ、これで私のストレスが半減されるわぁ~v(落ち着いた懐は、また痛むケドね☆)

【2010/06/13 21:49】 | 未分類
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会話劇になってました。

お題のひとつをカタカタ打ち込んでたのですが、どうにもスムーズに行かなかったので、リョウと会話する相手を別の第三者に変えたトコロ、実にトントンとコトが運び。進み過ぎて、ト書きにあたるトコロを書くのも苛立だしく、気付けばホイホイと会話だけを書き連ねる程になりました。(苦笑)ただいま慌てて動作をつけてます。あとはまたタイトルですね。説教臭さが残るトコロ、どーしよっかなぁー。

梅雨入り間近というコトで、さすがに蒸し暑くなりましたね。6月生まれで雨は好きなんだケド、蒸し暑いのは苦手です。どーせなら冷たい秋雨のがよいな。早く秋になぁ~れっ!!(笑)

【2010/06/12 20:14】 | 未分類
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今日はお休み。大好きなふたつのシリーズ漫画の新刊が同時発売だったので、自宅でじっくりと味わいました。あぁ、よいなぁ~。心理描写に風景描写。話の展開やらスピード感やら、本当に感動させられます。ホント、漫画って、世界に誇れる日本文化だよねー。日本人に生まれてよかったわー。(笑)

明日から久々の4勤です。まだ体調は万全でないケド、どーにか乗り切りましょう。そして4勤明けには、久々に奈良に行くのだ!!風邪ひいて躊躇してる間に、「大遣唐使展」、終わっちゃうよーんっ!!(汗)

【2010/06/11 22:32】 | 未分類
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先日出先の駅で、靴磨き屋さんを見つけました。ある程度の駅周辺にはいるんだろうケド、あんまりリアルで見たコトなかったんですよね。人と待ち合わせしてたのでチラとしか見るコト出来ませんでしたが、靴磨きといえば、我らがカリスマ情報屋の撤っつぁんがいらっしゃいます。彼を描く時の参考に…と、チラリのその瞬間とはいえ、服装や持ち物、仕種など、要所x2をチェックしてきました。これで少しは生き生きとした撤っつぁんを描けるようになったかしらね。ふふふ。(笑)

お題の残りをリストアップしていきながら、はてさてと頭を悩ませています。ポンと浮かぶモノから安易に取り掛かってただけに、やはり残ったモノは苦手意識の傾向が強いです。む"~…どうしたモノやら。(悩)

>パンダちん
お祝いありがとうです。そうよね、誕生日は笑顔でいたいものね。何事もなくてよかったデスv

>Uさん
お祝いありがとうございます。そうですか、私の誕生日がそんな日だったとは…!!来年からは私もお祝いしますねv(笑)

>Sさん
お祝いありがとうございます。健康第一で頑張りマスv

【2010/06/10 19:38】 | 未分類
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昨日の誕生日に浮かれてたら、風邪が治ってきたのにプラスして、神様から更に素敵なプレゼントをいただきました。それは…親不知。(爆)

数日前から左下の奥歯が痛いなと思ってたのですが、昨夜鏡を見て、恥ずかしそうに顔出してるコを発見してしまいました。両下奥歯に親不知があり、右はわずかに顔を出してるケド真っ直ぐイイコに育ち、左はお肉の下で定住してるハズだったのに。いつの間にか左下のコ、しっかり顔出してまんがなーっ!!(爆)気付けば右のコも、いっちょ前の歯に成長しておりました。オーマイガッ!!

それでも右は痛くないから見逃しセーフ。問題は左です。見た限りでもナナメってて、このままだとお隣りさんをググイと押しかねません。わーん、どしたらいいのっ?!というのも、私、かなりのオチョボ口なんですよ。親不知発見時に先生から、「抜くなら指3本、縦に入るくらいは口が開かないと」と言われたのですが、私の口、入らないんです。(爆)どうあがいても口角切れそうです。ひーんっ!!(>_<)とにかく、左のコがグレもせず、清く正しく成長してと、切に(真剣に)お祈りしておりますっっっ!!!

【2010/06/09 22:45】 | 未分類
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本日は私めの、ン十ン回目誕生日でした。(カミングアウトするには、まだちょっぴり恥ずかしさが残るお年頃・笑)それをお祝いしてなのか、風邪がかなり落ち着きました。咳込む回数が減ったのか、喉飴舐めるコトも少なくなり、口内スッキリ☆でもまだ嚥下は痛いし、咳も残ってます。長引く風邪に、治癒力と免疫力の落ちた原因は歳のせいかしらと感じてしまう今日この頃ですが、とにかく回復に向かってくれれば何にも文句は言いません。健康第一。ありがたしx2。(しみじみ)

携帯でザッとニュース検索かけてみたケド、特に大きなニュースはなさそうですね。大阪の池田小殺傷事件といい、秋葉原通り魔事件といい、何の因果か今日この日でした。自分の誕生日に多くの方が亡くなるのは辛いです。平穏無事な今日一日に感謝v

【2010/06/08 22:18】 | 未分類
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パートナーと認めたからにゃ、今までどおり甘やかすのもナンだろうと、香に更なる課題を課した。むろん、その手を血で汚すことなぞさせやしないが。それでも不意に襲われた時などに、俺や誰の助けも得られない時に。そう…いつかはそんな日が来るだろうから。"その日"に備え、敵が戦意を無くす程度のコトは教えてやらにゃぁならんだろう。

銃はもちろん、海坊主直伝のトラップには更なる改良を重ね、それまで適度にかわせてた護身術も、ハードルを高くした。すべては香のため。香が俺の傍で傷つくことなく、血で染まることなく生き抜くため。平たく言やぁ、彼女を傍に置いておきたいという、俺自身のエゴのためなんだが…どう言われようと、しかたない。もう手放せなくなっちまったんだからな。

そんな特訓の中、新たに加えた課題のひとつが、読唇術だった。敵の内情を知るには盗聴器や発信器などがあるが、ンなモン仕掛けてる間もない時だって間々あるワケで。そんな時でもこれさえマスターしときゃ、離れた所から少なからずではあるが、情報を得られるし。何より経費ゼロってトコが、相も変わらず財状厳しいわが冴羽商事には、涙がちょちょ切れるくらいありがたぁーいシロモノってぇワケだ。

リビングのあちらとこちら。大音量のテレビを真ん中に、俺と香は真逆の位置に立ち向かう。いくら距離をとったとて、どうあがいたって狭い室内。デカイ声で叫びゃぁ、いくら何だって聞こえるが、たいていのトーンならテレビの音に掻き消されるだろう。立派なカモフラージュってワケだ。その耳障りなまでのバラエティ番組の向こう側、香がじっと俺の口元を凝視する。その視線たるや、まるで親の仇を睨みつけるかのようで…悪いが正直、笑っちまう。"じゃぁ始めるからな"と視線を向ければ、緊張した面持ちの香がこくんと頷いた。

「今日はいい天気だな」ベランダに視線をくれつつ言ったセリフは、どうしたって天気についてと予測出来る。案の定、自信満々の顔をした香が手にしたホワイトボードには、先程俺が口にしたセリフそのまんまが書かれていた。ふふん…これくらいで自信を持たれちゃぁ困るんだよ、香クン。ニヤリと不敵な笑みを浮かべれば、負けず嫌いの香の眼に、さらなる力が加わったように見えた。

「腹へったな」とりあえずは手始めにと、日常会話から始めてみれば。ぷぅとふくれて、"まだ食べたばかりよ"という、オマケつきのご解答。このくらいなら先へ進めるかと、小手調べはこれくらいにし、少し早口で呟いてみれば。「…?」と眉をひそめつつ、"そろそろ本番だ"と、しっかり解答。ニヤリと笑って見せれば、こくんと力強く頷いた。

「取引は明日の正午、場所は横浜のD埠頭、第7倉庫」まずは敵の動きを読むために、と、時間や場所など、基本となるTPOからスタートさせる。多少不安げな色を見せ、多少の間違いはあるものの、何度か繰り返してみれば8割近くは当たってて。その飲み込みの早さに、我ながら驚かされた。「ふ…ん。なかなかやるじゃん」ニヤリと笑えば、その小さな呟きは読み取れなくても、俺の表情からそれと察したらしく。"どぅ?"と、挑戦的な笑みをよこす。ばぁ~か。まだまだこれからが本番だ。

始めてからどれくらいのたっただろうか。次第に口をすぼめ、なおかつ早口でボソボソと囁くようにしていくと、香の眉間に皺が寄り。じとりとこちらを藪睨み。さすがに初っ端から飛ばしすぎたか。それにそんな状態じゃ集中も出来んだろうと、今日はここまでと言えば、瞬間、ほぅと肩の力を抜いて。安堵のため息をこぼしたのもつかの間、「まだやれたのにっ!!」と、元気よくブー垂れる。「まぁ初めてにしちゃ、上出来だよ」と、らしくもなく労いの言葉を掛けてやれば、「えへへ…そぅお?」と、偉そうに鼻を鳴らした。

確かに初心者にしては上出来の結果に、思わずこちらもそっと肩をすくめる。俺や海坊主の身近にいて、普通より"そういう機会"に触れるコトが多かったせいかな、とも思ったり。とはいえ、その成長を喜ばしく思う反面、胸の奥がチリと痛んだ。パートナーとしてその成長ぶりは嬉しいが、それは、裏社会へ染まってく度合いが増しているという、その証。香という女が変化していく様を目の当たりにしたようで、何とも言えず痛々しかった。まだもう少し、そのままでいて欲しい…なんてコトは、これまたエゴでしかないのだが。そう思わずにはいられなかった。

「…?」思わず小さく口をついたセリフに香が首を傾げるが、「いいや、何でもねぇよ」と流してみせた。「よっし、今日はこれまで!!あぁ~腹へったぁ~。さぁ、メシだメシっ!!」と、大きく伸びをすれば、香も幾分物足らなさを見せつつ、ホッとしたようにキッチンへと向かった。その後ろ姿を見送って、キッチンからカタカタと夕食の支度が聞こえてきたのに安堵のため息をこぼしつつ。それまでの気まずげな空気を吐き出すように、カーテンの向こう、賑わう喧騒がもたらす新宿の空気を大きく吸い込み、先程のセリフをそっと呟く。「あんまり成長してくれるなよ…」小さなワガママを、まだ少し冷たさの残る風が一瞬にしてさらっていった。

【2010/06/07 22:00】 | 未分類
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闘病日記と化してますね。ンな大袈裟なモンでもないケド、私的にはかなぁーりダメージを被ってます。飴の舐めすぎで、頬の内側がザラザラに。肌荒れもいいトコロ。でも、水分か喉飴かがないと、私の喉はいつ危険なコトになるかという爆弾を背負ってるので、しかたないデス。どーでもいいから、誰か早く治してよっ!!(爆)

…と、やさぐれてもしかたないので、備蓄倉庫から「読唇術-R」をUP。クリエイター50のお題"お願い"に属します。始めは香verで書き始め、リョウverも面白いだろうなと横道に逸れ。何やら合体させて出来上がったシロモノです。でも完全に一話にまとめたワケじゃないので、まだ香verが残ってたり。いつの日か、こちらもUP出来たらよいなと思います。

余談ですが、タイトルの"読唇術"が一度に変換されなかったので、"どくしん"と"じゅつ"に分けたトコロ。よそ見しながら打ち込んでたら、"独身+術"と表示されて大笑いしちゃいました。独身でいるための術(すべ)…どんなモンでしょうねぇ。(苦笑)

【2010/06/07 21:59】 | 未分類
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ここんトコの風邪にはビックリです。まず、ココまで声が出なくなる喉痛はなかったし、肺炎になるかも的に激しい咳込みも初めてです。息を吸うと、軽く肺が音を立ててるのが気になりますが、まぁ大丈夫でしょ。

咳は下痢と一緒で、体内の病原菌を排出するんだから、下手に止めない方がいいと言われました。納得ですが…喉、キツイのに変わりはありません。まぁ痰が少しずつ出てきてるから、ヨシとしますか。小さな喉飴を口内に忍ばせてるので、口の中が荒れてきた感じです。踏んだり蹴ったりだなぁ。とにかく早く治ってくれ~っ!!(>_<)

【2010/06/06 22:01】 | 未分類
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