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日航機墜落事故から20年…もうそんなにと言うか、まだそれだけと言うか…。あの日は夏休みで、母の実家に前日から泊りがけで出かけてて。迎えに来た父と食事をし、楽しい歓談をして帰宅したのが夜10時ごろ。それまでテレビを見てなかったしカーラジオもつけてなかったので、ニュースの類をまったく知らず、帰宅して寝る前にチョロッと父がつけたテレビから発せられたのは、500余名を乗せた日航機が行方不明というニュースでした。

子供心に「大変だな、明日の朝には見つかってるといいな」なぞと思いながら寝付いたのですが、その翌朝目に入ったのは、大きなジャンボ機の写真と「ジャンボ機墜落」の大きな文字の載った朝刊でした。そしてヘリが上空から映し出したのは、あまりに大きくえぐれた深い山々。そして現場に駆けつけたカメラが伝えたのは、救出作業をする大人よりもはるかに大きな横たわる機体の残骸と、散らばる紙屑や何かの類。こんな所で助かる人なんかいない…申し訳ないけど、そう思いました。

朝から昼から、止めどなく続く救出作業。テレビに噛り付いて見ていました。その合間に流れるCMがあまりに無神経で、(歌手曲名を失念いたしましたが、ヒーローがどうのこうのという曲でした)「ヒーローがいるなら、この人たちを助けてあげてよ」と涙をこぼしたことを今でも覚えています。そしてそんな中、奇跡的に発見された生存者…。川上慶子さんがヘリに迎えられた映像は、今も目に焼きついてますね。彼女がチェッカーズの大FANだったとかで、当時の歌番組で彼らが励ましの言葉を述べていたのも印象的でした。500余命の中で、生存者4名…言葉にすることも出来ない、辛く悲しい事故でした。

後年知ったことなのですが、以前ココにも書いた小学校時代の恩師の息子さんのその友人が、あの事故機に乗って命を落としていたそうです。関西の親戚の家に行くのだと、出かけて行ったそうです。恩師の家は羽田の近くで、飛行機が飛ぶのなんかバンバンと見えます。その飛行機によって友人が命を落とした…それを聞いた時、その飛行機を日々見つめてきた恩師の息子さんの気持ちを思うと、とてもやりきれない気持ちになりました。

そんな関係でこの事故に関心を持ち、数年前に「墜落遺体」(飯塚訓・講談社+α文庫)という本を読みました。あの事故の遺体を検死し、遺体の身元確認をされた方(今ちょっと本が見当たらないので不確かですが、鑑識課か刑事課の方だったと思います)の手記です。あれだけの事故ですから当然遺体はひどい破損状態で。それでも必死に検視・確認判断をするのですが、それらの遺体は見たことも無い状態だったそうです。

シートベルトをしていたために、ほとんどの方の遺体が腰から二つに分かれてしまったそうです。そして明らかなる嬰児(胎児)の遺体。妊娠中の母体から、飛び出してしまったようです。頭骸骨がひしゃげて、首ごと体に入り込んでしまった遺体。頭骸骨から歯が確認され、そこから身元確認をしようとしたらさらに別人の歯が見つかって。前席と後席の方の頭骸骨がくっついて、ひとつになってしまってたようです。それでも遺体として確認された方々はまだ(このような言葉を使うのは大変不適切ですが)幸せで、指一本、髪の毛一筋、小さな肉片だけで、DNA鑑定で死亡が確認された方々が大勢だったとか。

そして、早く家族を返せと迫る遺族の方々。でも、間違った遺体をお返しすることこそ、一番してはいけないコト。そう説明して、わかってもらったそうです。遺体安置所(確認所)となった体育館は広くてエアコンも効かず。スクープを狙う考えられないような低俗なカメラマンたちの視線を遮るようにと、全ての窓に暗幕が引かれ。死者を弔う線香の匂いと消毒のホルマリンのにおいが、拾い体育館なの中に溢れていたそうです。そんな中での確認作業は辛く、医師や警察関係者の方々も体に不調を受けられたとか。それでも身元確認が出来た遺体を遺族にお返しすると、感謝の言葉を述べられて。それがとても嬉しかったそうです。

涙無くして、嗚咽無くしては読めない一冊でしたが、それでもこの本に出会えてよかったと思います。事故後20年、戦後60年ということで全てを風化させていくのではなく、それぞれの心にきちんと留め。そして不幸な歴史を繰り返さないように、このようなことが再び起きないようにと伝えることこそ、大事なのだと私は思います。

長々とマジ・モードで書いてすみませんでした。こんなことココで書くことじゃないかもしれないけど、でも私はこういう人間だから。こういう考えの持ち主だから。それは仕方ないんです。ごめんなさい。明日にはまた元気にCHイケイケ・モードになれると思います。えぇ、たぶん…。
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【2005/08/12 22:28】 | 未分類
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